特に遺伝が強く、お母さんが下肢静脈瘤の方は、当てはまる症状があれば下肢静脈瘤の疑いがあると思っていいでしょう。
一言で言うと、うっ血症状 です。
例えれば、指に輪ゴムを巻いた状態で、手を下げた時に指はどうなるでしょう?
冷たくなる・痛い・痺れる・血行が悪くなるなどこれが「うっ血」したときにでる症状です。
下肢静脈瘤とは、足にうっ血が出るために、足が むくむ・冷たい・痛い・重い・だるい・痒いなどの症状がでます。
これ以外に、「足がつる」 という自覚症状があります。
この症状は、足底筋・腓腹筋・内転筋の筋力が落ちているために起こります。
悪化すると、血管が赤く腫れ、痛みが生じるようになり血栓性静脈炎になることがあります。
皮膚科で治らない湿疹は「うっ滞性湿疹」と言い皮膚潰瘍になり穴が開きます。
私たちは下肢静脈瘤を病気の窓と言っています。
下肢静脈瘤があると、次の病気が隠れているかもしれません。この疾患がある方も下肢静脈瘤になりやすいと言われています。
あなたの足に、こんな血管異常はありませんか?
静脈のなかで最も太く治療を希望して外来を訪れる患者さんの約70%がこのタイプです。
足の表面近くにある静脈のうち、本幹となる太い血管(伏在静脈)がこぶのように拡張した状態です。
治療法:レーザー治療
伏在静脈より枝わかれしたさらに先の部分が拡張してしてきたもので
比較的膝から下の部分にみられます。
治療法:レーザー治療、硬化療法
直径2?3mmの皮膚の真下の小さな静脈の拡張で網の目状の広がりを示します。
比較的鮮明な青色になります。
治療法:レーザー治療、硬化療法
皮膚の表面(表皮)の下の直径0.1?1mmの極めて細かい血管が拡張したもので盛り上がりが少なく赤紫になります。
治療法:レーザー治療
「第一に運動」というほど、体を動かすことが重要です。
親指のつま先立ちが一番効果的ですが出来ない方がほとんどですので、簡単な運動を紹介します。
この2種類の運動を約15分間、毎日行ってください。
まだ手術するまでもない方、手術後の方は再発予防に是非続けてみてください。
「着圧ストッキング」または「弾性ストッキング」と言われているストッキングです。
手術の後は中圧のものを着用する必要がありますが、まだ手術までは・・・という方は安いものでもいいので着用して「●●ゆすり運動」を続けてください。
つま先の開いたオープントゥタイプのもの踵に穴が開いているもの、いろいろありますが一般の方には、つま先が開いていないものをお勧めします。
筋力低下している方は、そこでむくんで腫れてしまい、痛くなることがあります。
つま先の開いたタイプを着用する場合には、例の運動をしっかり行い筋力を保ってください。
自信がない方はつま先があるタイプをお勧めします。
①着圧ストッキング (ハイソックス)をかかとの部分まで裏返します。
②つま先からかかとまで位置をあわせて足を入れます。
③裏返したストッキング(ハイソックス)を足首まで両手で徐々にたくし上げます。
④両手の親指をストッキング(ハイソックス)の内側に入れ、半円を描くように動かしながら均等に引き上げます。
⑤パンティーストッキングは股下に隙間をつくらないようにぴったりと引き上げます。
下記タイトルをクリックすると詳細が表示されます。
ラジオ波治療は2014年6月に保険収載されることが決まり、保険診療が可能になりました。これまでの自由診療では初診料、超音波検査、術前検査や術後検査がすべて自己負担でしたが、今後は全て保険診療で行うことができるようになりました。